ウエディングのシーズンもようやく繁忙期を越え、沢山のお客様のお世話をさせていただけたことに感謝!!
EI WEDDINGで行われた11月のウエディングをレポートさせていただきます^^
"THE KING & QUEEN"
ウエディングタイトルは" THE KING & QUEEN "
新郎様は実はEI WEDDING代表プランナー石垣の元職場のほぼ同期の方^^
熱量のあるレストランスタッフで、彼はサービススタッフとして、僕はウエディングプランナーとして、良く切磋琢磨していました。
そんな気が合う彼だから、ご縁あってお声がけいただいたので、
誰よりも幸せになってほしいなぁと思いプランニング。。。
まず、初回のお打ち合わせで感じたことは・・・
新郎様、日々のお仕事の疲れから疲労感が拭えない(p_-)
最初に伝えてくれたことは、
「石垣さん、この子(新婦様)の好きなように願いを叶えてあげてください!
この子とお母さん(新婦様のお母様)、が喜んでくれたら自分は嬉しいので。」
真っ直ぐ伝えてくれる姿は一緒に勤務していた頃と変わらない姿に重なり安堵^^
おそらく通常のマニュアル的なサービスですと、
新郎様は新婦様の想いを叶えてあげたい→
新婦様のやりたいことを最大限に引き出す=それがハッピーエンドへの最短ルート・・・
といったご対応をされる方が多いのではないでしょうか。
私はその逆のルートをいつも取るようにしています。
新郎様は新婦様の想いを叶えてあげたい→
新婦様のやりたいことを最大限に引き出すために、新郎様のやりたいことを最大限ではなく、絶対的に引き出す
=ハッピーエンドへの最長ルート・・・
年々プランニングの年数を重ねると常に思うのですが、
このお仕事ってやればやるほど本当に無限で極められないんですよね・・・。
人間の心って本当に繊細で、「新婦様を幸せにすれば新郎様も幸せなんだ!」
って簡単な答えにはならないんですよ。。。
だから今回のケースは、新婦様のやりたいことをまず聞き、それを新郎様の幸せに繋げてあげる必要がありました。
劇団四季ミュージカル"ライオンキング"の大ファン!!
新婦様のご出身は関西地方、ご実家にいるときは劇団四季ミュージカル"ライオンキング"の大ファンで、
かれこれ數十回は観にいっているとのこと。
(嬉しそうにパンフレットやサウンドトラックをみせてくれる姿にほっこり^^)
お付き合いした当初、車でサウンドトラックを流したところ、
新郎様はただ一言・・・
「これいいじゃん!」
新婦様は・・・
「それがすごく嬉しくて」
とコメント。
これはお互いリンクしていると踏んだ私は、ライオンキングの世界観をオマージュし、
新郎=王様、新婦=女王様とし、披露宴を一つの王国として大切なゲスト皆様をおもてなしすることをご提案。
サブタイトルには作中の"HA KU NA MA TA TA"の韻を踏み、
"RA KU NA MA TA WA"=(楽なまたは!)と命名^^
近年は結婚式終了後まで物語をどう紡ぐかというところに着眼点をおいておりましたが、
久々に”この一日で終わりきる必要がある” =「またね!」という未来に先延ばしすることはすごく楽だけど場合によっては勿体無い。
披露宴一日で全ての愛を伝えあおうということをコンセプトにしました。
お打ち合わせスタート!!どっぷりライオンキングに浸かる日々
お打ち合わせに入り、夏以降はひたすらサウンドトラックを聴きこみます。
"サファイア色の空の中で太陽は永遠の時と生命を生み出す"
作品を象徴する歌詞メッセージを大切に空間を創りました。
ひたすらライオンキングをビデオで観て、ひたすら会話や表現を研究。
※二人からこんなに入り込んでくれると思わなかったと言葉をかけてもらいました。
お打ち合わせ当初は疲れていた新郎様も、お打ち合わせ中盤からはものすごくイキイキしており、
「石垣さん、ここの見せ方はシンプルで過剰な表現をしない方向でいった方が綺麗と思う!」
「弟とは親友のような存在で、、、
初めて弟が就職したときにご飯ご馳走したこと思い出しました・・・。」
幸せキーワードが満載(´∀`=)
お打ち合わせは加速していきます。
パーティ当日はサプライズが沢山溢れます
当日は新郎新婦二人の熱量を最大限表すような、
プランニング歴の中でもっともサプライズづくしの展開となりました。
1.
新婦お祖父様へビデオ通話中継。
新婦様からのお手紙朗読とドレス姿をモニター越しに披露
(ご高齢ということも考慮して泣く泣くご出席を断念した経緯がありました。
※中継を事前に知らせていない新婦ご両親様も感動してくれました。)
2.
新郎様から弟様へのネクタイプレゼント&一緒にお色直し退場。
一緒にネクタイを買いにお出かけしたのもプランナーとして良い思い出^^
3.
新郎様を長年育てあげた尊敬する上司から二人に向けたワインサーブ。涙ぐむ新郎様が印象的でした。。。
上司と出会った頃、サービス経験が当時無かった新郎様を
「俺が育てる」とただ一言告げてくれたことをずっと忘れていないと語ってくれていました。
4.
新婦お父様へ向けたお父様職場関係者皆様からのビデオレター
なんとお父様と同じ名前の焼酎を・・・粋な計らいにお父様もにっこりでした(´∀`=)
5.
今回のウエディングコンセプトをプリントしたオリジナルTシャツをもらうウエディングプランナー。
二人の執事のような間柄でしたので、嬉しかったし宝物(´∀`=)
(当の本人ですが、全く気づかなかったw)
6.
プランナーから新郎新婦へプライドロックに乗ったライオンのオブジェを当日内緒でメインテーブルにセット♪(´ε` )
すごく喜んでくれ、新婦のお母様はこれを観た時に
「なにこれはッ!?みんなに観せてあげなさい!!」
と呟いてくれていたそう。笑
プライドロックも草原もバラバラのパーツから全て手作り!好評価に素直に嬉しい(´∀`=)
現在は新郎新婦様自宅の玄関に飾られており、
お互い仕事の時間帯が違うため、すれ違いが無いように日々のメッセージを置きあっているそうです
そしてもう一つのパーティプロデュースのキーポイント!!
新婦様がお打ち合わせのアンケートに記入してくれた、
"子供が多い披露宴になりますので、子供達が最大限楽しめる環境作りがマスト!"
今回はこのキーワードも重要なポイントになりました。
ウェルカムコーナーでは、お面を付けて王国の一員になって撮影を楽しんでもらい、
ゲストテーブルではナンバープレートは無くし、動物プレートにして卓ごとに様々な動物を配置^^
終盤では特別料理が景品のゲストテーブル対抗動物パズルゲーム
(大人と子供が公平にゲームを楽しむバランス感覚が重要。)
結婚式が終わり後日談となりますが、新郎新婦様とお食事に行った際に新婦様より、
新婦家のファミリー様より披露宴の感想をいただいたとのこと^^
普段から娘たちは、
「結婚式って大人がお酒を注ぎに周り、子供が置き去りになるから結婚式って行きたくない!」
・・・そう言っていたのに、今回の結婚式が終わった時には、
「”ママ、次の結婚式っていつあるの!?”」
って尋ねられたよ!
・・・これって、ウエディングプランナー からすると、最大の賛辞(´∀`=)
文面ですとお伝えするのが難しいくらい子供達が心から大人たちとはしゃげる空間を繊細に描きましたので、
なおさらグッとこみ上げる想いがありました。
みなさん、最近ウエディングでグッとくる興奮や感動ってありましたか^^?
沖縄から情熱を込めたウエディングをこれからも展開してまいります!
SPECIAL THANKS
photographer:Motif Event Design Resort
Videographer:Mahalo Okinawa
Florist:HIBIYA KADAN
Party MC:Miwa Kawashima
Party PA:Tatsuya Arakaki
Food & Beverage:OKINAWA MARRIOTT
produce by:EI WEDDING